木材不足が深刻です。
今、材木屋界隈では外材の輸入が大変なことになっています。
アメリカの住宅バブルや中国が絡む世界的なコンテナ不足よる価格高騰。
いろんな要因から赤松、米松が全く入ってきておらず、集成材、コンパネ類も代替を余儀なくされているという感じ。国産材もそれに影響されてきています。
重要な家を建てるためのパーツがない!来るまで待つ配給制のような感じになりつつあるような感じです。
いつまで続くのか。
とにかく様子を見ながら先手先手で動いていかなきゃいけないですね。
木材不足が深刻です。
今、材木屋界隈では外材の輸入が大変なことになっています。
アメリカの住宅バブルや中国が絡む世界的なコンテナ不足よる価格高騰。
いろんな要因から赤松、米松が全く入ってきておらず、集成材、コンパネ類も代替を余儀なくされているという感じ。国産材もそれに影響されてきています。
重要な家を建てるためのパーツがない!来るまで待つ配給制のような感じになりつつあるような感じです。
いつまで続くのか。
とにかく様子を見ながら先手先手で動いていかなきゃいけないですね。
本物は迫力があるなと最近いろいろ見ていると感じます。
どの分野にしてもそうなんだろうけど、それ一つで十分な存在感を放っているような。
今回この塾の空間をぴしっと引き締めるべく、中央に配置する木製テーブルはウォールナットの特大一枚板を使用し製作します。
自然の木だからこそ出せる目合いと風合いでとても雰囲気があります。
ここから削り出し綺麗にし、製作した金物の足を取り付け、シンプルに木の良さを押し出していきます。
今回は壁面に木材を使用して部屋を賑やかに演出します!
① リビング
幅の異なるチェリーとオークの無垢のフローリング板をランダムに並べ、その隙間に杉板の古材とウォルナット材にて埋めていきます。
天井の剥出しのコンクリートの躯体のざっくりした印象と合わせ壁もざっくりとした印象になるように、床はウォルナットの綺麗な印象の仕上げで。。
ざっくりした部分と綺麗な洗練された部分のコントラストがついてそれぞれの印象を引き立てるように狙っています。
部屋に無垢の木があると、どことなく優しい感じがして落ち着きます。
② 玄関
玄関の壁面に一部には木でモザイクタイル貼りを。
杉の柱材の余ったものを薄くカットするので、材料費はかなりお安いです(手間がなかなかですが)照明で陰影がつき、より立体的に演出されます。
これに色をつけたり、金物で手すりを作ってアクセントを入れたり、店舗ならサインを入れたりと、いろいろ想像が広ります。。
玄関ドアを木で製作でいきます。材料はチーク材。
チーク材は船舶や高級列車にも使われ、目の詰まった強靭な強さと美しさをもち、日本では手に入れることもかなり難しい木材です。
また、乾燥後の伸縮率も低く、病害虫にも強く玄関建具にはもってこい。むしろ十分すぎるほど良い材料。
使用すればするほど色味も馴染み自然な良い風合いをだしてくれます。
◼︎パネルソーを使い木工所で縁をカット
◼︎自然塗料のクリアにて塗装
大量生産する既成のドアには出せない、存在感のある仕上りに!鍵、ハンドルをつけて取付け準備完了です。
写真でもかなりいい感じですが、実物はもっと雰囲気がいいです!
使う人が愛着を感じてくれればうれしいです。
コンクリート打放し仕上で一般的なのは塗装したコンパネの枠にコンクリートを流し込んで固めた後、コンパネを外したのもの。
うちでもほとんどがこれでやってまして、仕上がりがつるっとして綺麗なのに表情が有って良いのですが、
今回、久々に杉板を使ったコンクリート打放しやってみました。
随分昔にやったきりだし、職人さんも若いので経験無いしで、かなり面倒でしたが、勇気をもってチャレンジです!
しかも杉板をのけた後に、でこぼこ?!ができるように細工をして。(手間がメッチャかかっちゃいました!!)
一枚一枚板厚を確認して実際の壁を仕上げるように組み上げ
コンクリートを中に流し込んでも変形、壊れないようにしっかり組み上げ
均一にコンクリートを流し込むのもすごく気を遣い(一発勝負だし失敗したらやり直しになるので失敗できません)
二週間くらいそのままおいてから杉板をのけたらこんな感じ。
節や杢目がくっきりきれいにコンクリートの表面に残っています。杉板で作ったコンクリート!って感じですかね?
同じものが他に無い、唯一無二です。
ブラックウォールナット(クルミの木)のフロアーを作りました。
輸入された原板を杢目、節のバランスを判断して製材して大まかに整え、最大限に材を無駄にしないよう(貴重な材です)
4種類の幅のフローリング用(広いものでは180mmも有るので迫力のある仕上がりになると思います)に加工、この後肌合いを生かしたオイル仕上を施し完成となります。
フローリング加工されたばかりの状態は写真の通りですが、素材の持ち味を最大限に引き出すオイル仕上を施すと、一変して素晴らしい木肌の表情をみせます。
あと現場でバランスを見ながら張り上げる。といった工程となります。
大工さんが張り上げたところを早く見たい。楽しみです。
九州の家は前々から聞いていたのですが、杉主体の家づくり。
はるかに遠くにまで積んである丸太はほとんど杉!杉!杉!
中には、こんなに立派な欅の原木も!ずいぶん値が張るだろーなー、なんて思っていたんですが、聞いてみると随分お安い(破格)値段!
ほしいかな??なんて自問して、、、、、やはり、要らん!、、、やっぱり需要がないから安いんやなー!なんて思いつつ、
市場に併設するプレカット工場を覗くと杉の太鼓梁が積んでました。下の写真のが一軒分。
高松ではほとんど新築では採用しないし、うちで使っても化粧で見せる梁くらいかなー(そもそも、高松では杉でやりませんがー)
ところ変わればです!
大きなブラックウォールナットのテーブル1M*2.3Mをつくりました。
お客様のリビング用に作ったものなんですが、納品前にうちの事務所に置いてみました。すごい!でかくて存在感がある!
これは幅の広い2枚の木を貼り合わせて作ったものなんですが、これって実は結構大変なんです。
人口乾燥させた板を(乾燥させたら当然、木材は 変形して反りや曲がりやねじれや割れが出ます。それも大きな材になればなるほど変形が大きい)大きな製材機で荒直ししてから、 表面を大きなサンダーで削って厚みを揃えて綺麗に仕上げ2枚の材料をくっ付けます。
ただ、付けるだけでは乾燥とか湿気で暴れてしまうので、裏から写真のような穴を開けボルトで補強します。
欠損の有るところとか、見えたら嫌な節の有るところとかは、バランスよく大中小と大きさの異なる蝶型の飾りを埋め込んでいきます。
裏には反り返るのを防止する横桟を仕込みます。
こんな具合で、簡単な流れの説明ですが(実際は細かな工程が途中に有るんですが)一枚のテーブルの天板を仕上げるのは、大変なんだってこと、 分かってほしいですね。
もちろん、長い年月かけて育った木ですから、無駄にはできません。
自然の恵みに感謝しながらやってます。 今回は木味を大切にしたかったので、オイル仕上げのみとしました。
桧の無垢板を使って仕事の合間に作ってみました。
手作りの割りにメーカーのに負けない仕上がりで自己満足でした。
近頃の家はボードの上にビニールクロスを張る簡単施工が多いですよね。
でも、 内装の壁はマットな感じで単色のペンキを塗っただけのシンプルな感じが個人的には好み。
じゃあ、 単純にボードにペンキを塗れば簡単施工じゃないの?と思うでしょうが、実際ボード下地にペンキを塗った場合(もちろん、漆喰を塗っても同様) 下地のボードの継ぎ手をひらって亀裂が入るんです。
たとえ、ジョイント処理として色んな作業をしても程度の差こそあれ、 間違いなく入っちゃいます。
・・・で、好みに近い仕上がりでこの欠点をより解決できる工法を模索した結果、 ボード下地の上に亀裂が入りにくいようジョイント処理を施し、 環境を考えて紙クロスを貼りその上に珪石と大理石粉が主成分のプラネットウォールをローラーで塗り仕上げました。
随分と手間と工程が掛かっただけに納得の仕上がりで良い感じです。期待通りに壁があまりひび割れなければいいのですが、 結果は薪ストーブを使ったり、エアコンを掛けたりしたときに出ます。
木材も湿気によって呼吸し伸縮する物なので木造の家は絶えず動いてるわけです。
職人さんが隅っこの部分を刷毛で塗ってから全体の大きな部分をローラーで仕上げます。
もちろん、 塗る部分以外が汚れては駄目なので養生はしっかりとします。
そのほか現場では現在ハードメイプルの無垢材でオリジナルキッチン製作中です。
天板の大きさが4メートル×97センチの巨大なもので、 自分の書いた製作図どおりに現場で組み立てているのを見ていると、感激するのと同時に喜びを感じました。
(イメージどおりになって行ってるわー。やっぱりこの家のキッチンはこれやー!!天板の白木色と収納部分の黒が良い感じなんて思ったりして・ ・・)おーっと、自己満足にならんようにねー。
待合室の壁には、よそにない存在感があり癒される雰囲気を出したいので木のブロックを作って積み上げることとしました。
建物のテーマカラーがピンクなので、赤みのある高知産の杉にしました。
出来るだけ荒っぽく仕上げたいので表面はわざと製材機の鋸目を付けて製材。
もちろん木材の乾燥は大事なので人工乾燥をしたのですが、 やはり材の芯までの乾燥は十分でない為、表面に割れが大きく入り、大幅に材が変形!
もともと荒っぽく仕上げるつもりなので気にしなくて良いんですが、取り付けてから長期にわたって使用するとなると限度もあるので、 新たに作り直して人工乾燥して、さらに自然乾燥を1ヶ月以上して一個一個の大きさに加工して現場で組み立てました。
手間をかけた分、 良い雰囲気が出て、治療を待つ患者さんが少しでも癒されれば良いですよね。
無垢の味わいのある洗面カウンターが出来ました。
板の厚みが10センチもあり、 洗面カウンターとしては厚すぎるので2枚に製材して、表面はサンダーで仕上げ、大まかなカウンターの形に木取りした。
鼻割れしてるところは裏からボルトで口が開かないように締め上げ、
洗面カウンターなので水が浸透したらマズイので、割れをふさいで、
割れの入った部分の化粧(アクセント)と割れの開き止めの為にローズウッドの蝶々型の栓(チギルとか言うらしい)を仕込んで、 ボウルが納まるように穴を繰って、環境に優しい水性のウレタン塗料を裏表3回塗って・・・完成!!あー、しんどー。めっちゃ手間かかる!! でも、納得の仕上がりでした!
とにかく、何百年も掛けて育った木を失敗できないので凄く慎重になっちゃいました。
・・・で、後は現場で大工さんが取り付けて水道屋さんが洗面ボウルとか水道栓を取り付けるんです。
出来上がったカウンターとその下に今回残った、もう1枚の塗装してない(サンダー掛けまでの)無垢板の写真。
・・・という訳で、残った板は、とりあえず わが事務所の中に置いて次の出番を待ってます。
サイズは2600*840*45(両耳付)です。 とにかく巾が84センチも有るのは価値が有ると思います。
鼻割れしてますが上記の洗面カウンターのように処理すれば良い感じになります。
誰か欲しい人居ませんかー? このまま蜜蝋ワックス仕上でもいいし、自然塗料のオイル仕上げで仕上げてもいい感じで仕上がりますよー。
鶴市の家大工工事進行中です。
リビングに貼る床材はナラの節が有る無垢材(よく見かけるナラの無垢フロアーは節が無いですよね)を作りました。
もちろん、 既製のものを仕入れれば簡単なんですが、ここは節のある無垢素材にこだわりましたよ。塗装はしないで蜜蝋ワックスのみでいきます。
キッチン収納はオリジナルデザインで大工さんに現場で組み立ててもらいます。今回は床材と同じナラの無垢材で作りました。
固い素材なので物凄く組立が大変なんです。
その代わり完成したものは普通、 町の家具屋さんで売ってる叩けばポコポコするのとは違ってずっしりしたものができます。
普通ありえない代物ですよ。わたしには、 こだわりがあるんで無理ばかり言って大工さんごめんなさい。とにかく、ご苦労様です。
ウッドデッキを臨む大開口木製サッシもオリジナルデザインで雨仕舞と気密性を考慮した納まりです。 今は中に入る建具は工場で製作中なのでブルーシートで中が濡れないように塞いでます。
暖かくなったら窓を全開にしてデッキの上で遊ぶ子供たちを眺め、そこに風が心地よく舞い込んで来る・・・ そんな風景が目に浮かびます。
桧無垢階段取付けました。
最近、ほとんどの現場では、階段は建材メーカーがプレカット(コンピュータ制御の機械で加工) したのを現場で組み付けるだけなんですが、ココは桧無垢の節付き!
(とは言うものの、巾方向で継いだ積層材) 廻り階段部分は巾が90センチにもなるので、乾燥による狂いのことを考えると、やっぱ!継ぎ合わせないと!
継ぎ合わせた大判を計算したとおりの角度、長さでカット。
廻り階段の段板 巾方向に継いでるのがわかるでしょうか。
機械の中にセットする紙やすりのデカイやつ!こんなのが中でまわってるんです。
(写真の人物はアルチザンの中島さん)
平らに仕上がったやつがベルトに乗って出てきます。この機械はすごい!!
きれいになったあと、自然塗料を塗って、大工さんが取り付け 蹴込み板も段板と同じに厚い材でしっかりと。
出来た後は、養生ボード(ホルマリン吸着性能のあるやつ)で傷が付かないよう覆って完成まで・・。