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01.14.2009written by masaaki

待合室の壁には、よそにない存在感があり癒される雰囲気を出したいので木のブロックを作って積み上げることとしました。

建物のテーマカラーがピンクなので、赤みのある高知産の杉にしました。

出来るだけ荒っぽく仕上げたいので表面はわざと製材機の鋸目を付けて製材。

もちろん木材の乾燥は大事なので人工乾燥をしたのですが、 やはり材の芯までの乾燥は十分でない為、表面に割れが大きく入り、大幅に材が変形!

もともと荒っぽく仕上げるつもりなので気にしなくて良いんですが、取り付けてから長期にわたって使用するとなると限度もあるので、 新たに作り直して人工乾燥して、さらに自然乾燥を1ヶ月以上して一個一個の大きさに加工して現場で組み立てました。

手間をかけた分、 良い雰囲気が出て、治療を待つ患者さんが少しでも癒されれば良いですよね。

12.08.2008written by masaaki

完成まであと、もう少し。

(機械を入れたり調整に結構時間がかかちゃうので、実際の開院は3月です。)

外部は天気のつづく日をねらって壁の仕上げのジョリパットを吹きつけたところ。

外部の足場を早くのけて外構工事にとりかかりたいとこです。

内部は造作工事もほぼ終わり、壁もクロス貼り終え、器具付けの最中です。

10.28.2008written by masaaki

無垢の味わいのある洗面カウンターが出来ました。

板の厚みが10センチもあり、 洗面カウンターとしては厚すぎるので2枚に製材して、表面はサンダーで仕上げ、大まかなカウンターの形に木取りした。

鼻割れしてるところは裏からボルトで口が開かないように締め上げ、

洗面カウンターなので水が浸透したらマズイので、割れをふさいで、

割れの入った部分の化粧(アクセント)と割れの開き止めの為にローズウッドの蝶々型の栓(チギルとか言うらしい)を仕込んで、 ボウルが納まるように穴を繰って、環境に優しい水性のウレタン塗料を裏表3回塗って・・・完成!!あー、しんどー。めっちゃ手間かかる!! でも、納得の仕上がりでした!

とにかく、何百年も掛けて育った木を失敗できないので凄く慎重になっちゃいました。

・・・で、後は現場で大工さんが取り付けて水道屋さんが洗面ボウルとか水道栓を取り付けるんです。

出来上がったカウンターとその下に今回残った、もう1枚の塗装してない(サンダー掛けまでの)無垢板の写真。

・・・という訳で、残った板は、とりあえず わが事務所の中に置いて次の出番を待ってます。

サイズは2600*840*45(両耳付)です。 とにかく巾が84センチも有るのは価値が有ると思います。

鼻割れしてますが上記の洗面カウンターのように処理すれば良い感じになります。

誰か欲しい人居ませんかー? このまま蜜蝋ワックス仕上でもいいし、自然塗料のオイル仕上げで仕上げてもいい感じで仕上がりますよー。

10.20.2008written by masaaki

外観が徐々に出来上がってきました。

建物の大体の輪郭が見えてきて、設計したときの自分のイメージとの差が少ないことを確認。 ひとまずホッとしました。

この医院は医院長さんが女医さんなので女性らしい色合いで内装も外装もまとめていきます。

これから、 どんな風に変わっていくかたのしみです。

屋根が2m以上はね出してますが、これがこの建物で特に苦心(試行錯誤)したところです。

居住スペースの床にはナラ無垢材を、それも節のある材をうちで製材して、人工乾燥したうえに自然乾燥して、フローリング加工して、 自然塗料を塗り、蜜蝋ワックスを塗り・・・・で、大工さんも貼るのに手間をかけ、で、大変でした。

見えないところで手間をかける! こだわってます!これも、使っていくうちに違いが出てくるもの、と信じてやってます。

10.11.2008written by masaaki

いつも屋根は、ガルバリュウム鋼板で一文字時葺き、瓦棒葺き、折版葺きとかが多いんですが、 今回は屋根にトップライトを設ける上に屋根勾配が、かなり緩い設計なのでシート防水(防火性能がある塩ビシート)としました。

これは雨仕舞いの点で有利だったので採用しました。

一時は(と言うか、今でも)緩い勾配ならFRP防水が良い、 とも言われてますが最近では大きい面積ならこちらの方が良いみたい、と言われ始めてます。(実際、適材適所なんでしょうが・・・)

一見、施工は簡単そうですがけっこう熟練が必要だそうです。

(シート同士の接着に熱でシートを溶かして一体とするので気を付けないと焦がしたり接着できてなかったりと面倒だそうです)

電動式の木製トップライト(デンマークのベルックス社製で雨が降ると自動的に閉まるとか。)

屋根の防水が終わって雨の日に雨漏りチェックをして工事完了です。これで、中の工事がどんどん進められるので一安心。

10.02.2008written by masaaki

外壁の下地はいつもの大建工業のダイライトを貼り、

その上にデュポンのタイベックシルバー(遮熱性能のある通気シート)を貼り 、

窓の漏水の危険があるところは二重に対策してます(軒先が出てるところは大きく出ていて心配ないのですが、軒先の出が無い所が心配なんです

09.23.2008written by masaaki

上棟しました。

木造2階建ての病院なので面積もかなり大きいので木造の骨組みを建てるだけで3日掛かりました。

屋根は木造でありながらも大空間を確保するため、TJIというアメリカ製の梁を使用しました。

素材はLVLとOSBの混合素材 (専門的でわかり難いですが、要は接着剤で木材を固めた梁材でI型ビームとも呼ばれてます)で人工的なものなんですが、 もちろんアメリカの基準をクリアーした安全な物。

法令に則って守らなければいけない所は、 自然素材のみでは対応できないところは工夫しながらも使っていかねばならないものなのです。

09.03.2008written by masaaki

地鎮祭をしてからずいぶん経つんですが、やっと建築確認がおり、着工です。

住宅じゃ無いんで、時間が掛かるのは予想してたのですが・・・・

今、基礎工事中です。

地盤調査した結果、今回は良好な地盤だったので、そのままべた基礎にて施工中です。 いつも通り基礎の立ち上がりはコンクリート打ち放しです。

なぜ、打ち放しか?これには、いろいろと理由があるんです。まあ、これも、 こだわりですね。

06.06.2008written by masaaki

地鎮祭は何度も経験済みですが、早朝6時からの地鎮祭は今回が初めてでした。

お施主様は大変忙しい方なのでどうしてもこの日のこの時間しか空いてないという事で朝6時から始めました。

もう梅雨に入っているので今日だけは雨が降らなかったらいいのになーなんて思ってたんですが(いつもこんな時にはよく降られるんです。)

やっぱり早起きしての神事は気持ちよかったー。この工事もうまく行き、すばらしい建物が出来るような気がしてきたぞ。 (気がするだけじゃあいかんのですが・・)とにかく、がんばろーと心に誓いました。

建物は去年の年末から計画、設計していた歯科医院です。開業予定は来年初めです。

住宅だけでなく病院もいいもの作るためには全力です。

この病院の工事記録はこのブログ内で報告していきます。