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06.30.2007written by masaaki

宮脇町の家はようやく完成に!

プランニングに約2ヶ月、工事期間6ヶ月、(外構工事1ヵ月)。

長かった宮脇町の家「春風の通り道」、お施主様と意見が一致して、ノリノリでプランしたぶん、大変いい家が出来たと思います。

これも、I様の理解があった上での事とおもいます。有難うございました。

また大工の宮武さんを初め、この家を造るに当たって協力してくれた関連業者さん・職人さんの皆さんに改めて感謝したいと思います。

無垢素材にこだわり、オリジナルデザインにこだわり、健康にこだわった家作り。

内覧会は終わってしまいましたが、家の完成写真を見たい方は、 WORKSのページからご覧下さい。

06.13.2007written by masaaki

車庫と玄関廻りの塀をコンクリートの打ち放し!で工事中です。

型枠工事とよばれる工事で型枠大工さんがコンパネ枠を起こしてコンクリートを流し込む準備をします。

これだけの規模の工事でもやり直しがきかなくて神経を使う(いい加減のようで、緻密!)工事はなかなか他に無いんです。

コンクリートを打つ日の朝は大雨が降り、もう、今日は打てないと諦めてたら、急に晴れて、大急ぎで人手を段取りしてコンクリートを流しいれ、 終わってからまた、大雨!仕事は神経使うし、天気にも気を使うしで、イライラします。

でも、コンクリートが固まって、型枠をのけると、コンクリート打ち放しのすばらしい表情が表れ、感動です。

(いつも、 型枠をのけるこの瞬間までが、ドキドキなんです。)

05.30.2007written by masaaki

長い間かっかていた足場がようやくのいて、これから、外回りの工事にかかります。

足場がのいて、思った通りのプロポーションだったんで、ほっとしました。もう後、ひとふんばり!

05.23.2007written by masaaki

キッチン前のカウンターを現場で組み立て中。

天板はステンレスの6ミリ厚の無垢をショットブラストした特注!流しの天板も工場に特注!全てにこだわってます。

ウッドデッキ組み立て中。デッキの板もリブ加工して滑りにくいようにしました。

2階バルコニーの手摺を取付。これも、通気とデザインにこだわった無垢木材で製作。

05.13.2007written by masaaki

1階の多目的室のガラス屋根の工事がようやく完成。全て現場施工したのでかなりの時間がかかってしまいました。

それが済んでから、外壁のガルバリュウム鋼板の波板を横張り。これも、シルバーの特注品で現場に持ってこれる限界の長さであつらえました。

長いので一枚を張るのに3人がかり!

その後、平行して南面のモルタル塗りの壁に仕上の吹付け。

これは、耐久性を重視して実績のあるジョリパット(アイカ)をえらびました。 壁のひび割れに対して強い素材です。

もちろん、下地の壁は十分な乾燥期間をとりました。

壁の仕上げが終わったら、木製の手摺とか、格子を大工さんが組み立てて付けます。 先行して壁から持出して付けていた金物にステンレスボルトで固定します。

と、言うわけで、もうすぐ外壁が完成します。

完成したら、内覧会の予定をしてます。ので、見に来てください!

05.02.2007written by masaaki

現場では、全て、I様邸用に特別に設計した、無垢板で出来た家具を組み立て取り付け中です。

台所収納は天井まであり巾は1.5間の奥行き2尺の大容量の収納。中にはスライドの収納部材を取り付ける予定。扉は今、工場で製作中です。

玄関収納は、右の玄関、左の勝手口の両方から使えるように設計。これも、扉は今、工場で製作中です。台所収納も玄関収納もまだ、 可動棚は製作中。

この二つは洗面脱衣室の収納です。どの家具も自然塗料で仕上てます。

04.26.2007written by masaaki

屋根じまいが終わってから後、30ミリのレッドパインの無垢板を貼り、 その上に2階の壁のコンセント用配線とか下の階の天上直付け照明器具の配線を這わせてプラスターボードを間に挟んで15ミリの無垢板を仕上げとして貼りました。

無垢の板をふんだんに使った家では、電気配線の計画が難しいので、こんなことしてます。

ボードをはさんだ事により床厚が55ミリにもなり相当しっかり出来ました。

仕上の15ミリ無垢板

配線をはさんで上貼りします。

04.20.2007written by masaaki

桧無垢階段取付けました。

最近、ほとんどの現場では、階段は建材メーカーがプレカット(コンピュータ制御の機械で加工) したのを現場で組み付けるだけなんですが、ココは桧無垢の節付き!

(とは言うものの、巾方向で継いだ積層材) 廻り階段部分は巾が90センチにもなるので、乾燥による狂いのことを考えると、やっぱ!継ぎ合わせないと!

継ぎ合わせた大判を計算したとおりの角度、長さでカット。

廻り階段の段板  巾方向に継いでるのがわかるでしょうか。

機械の中にセットする紙やすりのデカイやつ!こんなのが中でまわってるんです。
(写真の人物はアルチザンの中島さん)

平らに仕上がったやつがベルトに乗って出てきます。この機械はすごい!!

きれいになったあと、自然塗料を塗って、大工さんが取り付け 蹴込み板も段板と同じに厚い材でしっかりと。

出来た後は、養生ボード(ホルマリン吸着性能のあるやつ)で傷が付かないよう覆って完成まで・・。

04.09.2007written by masaaki

I様邸の外壁は普通によくやるサイディング貼りではなくって、 ガルバリュウム鋼板の波板横貼りとモルタル塗りの上に漆喰系の塗り壁(予定)の二種類。

ガルバリュウム鋼板の波板横貼りは通気用のタテ胴縁を施工してから貼れば仕上材は軽いし施工が難しいのは別に、問題ないんだけれど、 モルタル塗りは昔の家(20年から30年前)の欠陥のひとつだっただけに気を使います。

サイディング貼りなんかだと、通気用のタテ胴縁を柱と間柱の上に打って施工するのが一般的なんですが(これは、 昔サイディングが出たての頃、通気用のタテ胴縁を付けないで施工したところ、内部結露が凄くって、内側の柱とか、合板が腐って大変なことに・ ・・・。その反省でサイディングメーカーの研究から付ける様に推奨され)

しかし、昔ながらのモルタル塗りに関して言えば通気層を作るという、 考え方がまるで無くって(この施工にはメーカーが存在しないので研究する・・と言うか、実践するのは各施工者のみの状態) 内部に土壁を付けていればその土壁がカビたり、断熱材が湿気て重くなってずり落ちたり・・・・

このやり方は5,6年前からやってますが、当時、モルタル塗りで通気層をつくるという施工例は無く、 手探りの中ででもやってみようということで、始めたんです。

(今は、専門書なんかでも見かけるようになって、 実践してる方もいる多いみたいです。実際、内部結露については、今まで施工した物件の壁を壊して確認できませんが、 古い工法で建てた家を解体したときに目にする光景とは、たぶん違うだろうと言われています。ついでに、部屋内から感じる夏場の蓄熱なんかは、 ずいぶん和らいでる感じがしますよ。)

ダイライト(構造用面材・・・専門的表現ですが、これは、合板と違って無機質で腐らなくって、湿気を通す性質がある上、 建物の構造強度を高める効果がある優れもの。

もちろん無機質なので自然素材でなくても危険が無い)の上から通気シート (湿気は内側から通しても外の水は通さない)を貼り、通気胴縁(腐りにくく、釘が抜けにくい桧材)を打ったところ

通気胴縁の上から通常通りの(昔ながらの)キズリ下地をしてアスファルトルーフィングを全面に貼り

全面にラス網を張る。これで、モルタルを塗る下地完成!

開口角はラス網を補強目的で斜めに増し貼り

(昔のように、目地を付ける納まりは流行らないし、 すっきりしないので割れ止め補強が重要なんです。ひび割れ防止については、まだ他に工夫があるんですが、またの時に。)

わかり難いけど通気層を上から見たところ。通気層が15ミリ

どうも、専門的な話ばかりだし、写真も写し方が悪くて、わかりにくかったかな?!

03.01.2007written by masaaki

雨漏りは嫌なんです。

狭小地というか、建物を敷地いっぱいに建てたり、屋根の軒先を出さなかったりする最近の住宅では木造住宅にせよ、 その他の建て方であっても、直接雨が当たるので、サッシ周りの漏水が心配なんです。

そもそもサッシの縦枠と下枠との取り合い部はパッキンのみでつながっているため、もしもの場合の躯体内での防水対策を施しました。

また、 サッシ内部の結露もある可能性があります。

施工方法としてダイライトの上からは透湿シートと呼ばれる水は通さないが湿気は通すと言う素材を貼るのですが、 どうしても角がカバーできないので一体成型した緑色の専用部材を防水ブチルテープと共に施工。

二重三重に防御策を施してないと、ちょっとこわいですね。

施工した上からサッシを付け、通常通り周囲に防水ブチルテープを貼り透湿シートを貼ります。これは、外壁が漏った時の為です。

内部から見ると判りにくいけど漏水しても水が逆流しないよう水返しが付いてます。

実際、壁の中で漏水していても、表面に現れない場合が多いので、古い建物なんかどうなってるのか判んないだけなんですよね。

02.17.2007written by masaaki

最近よくある施主参加の家作りとして無垢の床材に自然塗料を塗りました。

自然塗料はペンキ屋さんで無くっても簡単に塗れるんです。

ドイツ製の自然塗料。プラネットカラー。

休日に家族全員で塗ります。三歳の末っ子も一番になってお手伝い!

床材はレッドパイン材(赤松)の30ミリ厚の無垢材です。

前日には下準備で板の裏面に湿気による反り止めで軽く水性のウレタンを塗ります。(これもドイツ製)

 

この家には、こんな板が一階だけで160枚、二階が90枚、塗らない板も合わせると全部で500枚も使います。

物凄い量の無垢材です。

当然、乾燥には物凄く気を使ってます。

ロシアの工場で人工乾燥掛けてきてるんですが、多少バラつきがあるので、もう一度、 マルトクさんの人工乾燥機で二度目の乾燥。

それを寝かせてから使います。でも、無垢材なので、ここまでやっても多少は反りが出るんです。

手間を掛ければいくらでも掛かるけど、 出来上がったものにその差が表れるのも無垢の木なんです!

三人の子供たちは自然塗料を塗るのが楽しくて、 道具を取り合いしながら我先にどんどんヌリヌリ!

家族の家作りにおいていい記念になる一日でした。

02.09.2007written by masaaki

外壁は防火地域に準ずる場所なので、大建工業のダイライトなる板材を外部全面に貼ります。

この素材の良いところは、一般的に使われているパネル工法と呼ばれる板材に使われる構造用合板に比べ強度は普通の合板より強く、湿気を通す能力が合がゼロであるのに、このダイライトが十分に通す素材であること。

構造用合板は湿気に弱く、 長い間に湿気による経年変化で強度が変化し危険があるとおもいます。

無機質のダイライトはそれが無い。

また、 通気性があるので内部結露に強い・・・これは、将来に向けての保険かな・・・と。ま、湿気に強く、火に強い、!

ついでに、火災保険も安い! これは、将来に向かっての、目に見えない保険ですね。

 

 

02.07.2007written by masaaki

上棟式が終わったら、家が出来るだけ濡れないように、まず、屋根仕舞をします。

 

■屋根兼天井仕上げの板が見えてる所

今回は一般的な屋根ではなく、天井兼用の3センチ厚の無垢板を敷いた上に3.5cmの硬質断熱材を敷き、空気層をおいて、ガルバリウム鋼板を葺いた2重構造としました。

 

■ガルバリウム鋼板の折板(せっぱん)葺き

このガルバリウム鋼板の板は折板(せっぱん)葺きと呼ばれるもので、一般的には、 商業施設、工場等によく使うものなんですが、あえて、この住宅にこんな形で使うのは、メリットとして、板を全面に敷き詰めることによって、 水平面の強度が上ります。

 

■硬質断熱材3.5センチを全面に敷いたところ

万が一、上の屋根が漏れても下が濡れないよう、防水テープを施工。また、硬質断熱材が密に敷くことが出来、より断熱性能がよくなります。ガルバリウム鋼板の折板 屋根は最近よく見かける瓦棒の屋根(うちも、よくやってますが・・・)よりも、 板厚を厚くすることが可能になります。

 

■裏面にはウレタンフォーム貼付け

裏側には、ウレタンフォームを貼り付けることにより、雨音の軽減や、断熱、結露防止が期待できます。・・・まあ、 良い事ばかりのようなんですが、欠点は、見る方向が悪いと、工場みたい?私はなーんとも思いませんが・・・と言うか、何でも有りか。

02.01.2007written by masaaki

前々日に土台(桧)を敷き、建てる準備をします。

ここで、基礎の天端がコンクリート金コテ押さえなので高さの精度を高めるため、不陸をダイヤモンドの入った研磨機で大まかに削り、 土台下の換気の為のパッキンを敷き並べ、

パッキンと土台の間に調整材を入れ高低の精度を2ミリ以内にします。

(ここまでしても、あとで、多少は狂いますが、とにかく建物の基準になる所、非常に大切だと思ってます。・・・・こだわってます。)

翌日、天候が悪くなりそうなので、早めに1階から建て始めることに。とりあえず、1階まで建て、2階は上棟式の日に。

上棟日当日。残りの、2階部分を建て、屋根などの必要な材料を上げて、柱のの傾きを直して、金物を入れ、

上棟式の準備

高松市の中心部の住宅地では、ほとんど見かけなくなった光景です。

たくさんのご近所さんが来て下さいました。

餅や、お菓子や、たくさん投げて、久々、楽しみました!I様ファミリーにおいては、一生に一回の思い出になったことでしょう。

上棟式をして、家作りをみんなで(お施主様と建築士と職人と協力業者)作り上げていくものと、改めて実感しました。

わたしは、神様に改めていい家作りが出来るよう、お願いしておきました。

01.26.2007written by masaaki

宮脇町の家には、シンプルモダンな家なんですが、2本大黒柱があります。

最近はあまり使われない(と言うか、使うのが難しい!ので、大工さんなどは嫌がります。)

問題は墨付けで、柱が桧の丸太の出節材ですので表面がごつごつしている分、単に丸い柱とか、四角い柱と違って、とらえどころが無い、また、つかみどころが無い材料なんです。

で、がんばって自分でやってみました。最近の測量機械を使って 墨付けです。

こんな風に刻む印をつけます。(でこぼこしてるので大変)

大工さんが墨付けに沿って手で刻んで完成です。

仕上は怪我をし難いよう、出節の部分をカンナで面取り。

後は、工場で機械加工した梁、柱、土台と組み合わせて建てて行きます。

完成したら、子供さんがこれによじ登って遊ぶ光景が目に浮かびます。くれぐれも、ズッコケテ怪我しないように・・・・・。