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07.15.2009written by kazunori

近頃の家はボードの上にビニールクロスを張る簡単施工が多いですよね。

でも、 内装の壁はマットな感じで単色のペンキを塗っただけのシンプルな感じが個人的には好み。

じゃあ、 単純にボードにペンキを塗れば簡単施工じゃないの?と思うでしょうが、実際ボード下地にペンキを塗った場合(もちろん、漆喰を塗っても同様) 下地のボードの継ぎ手をひらって亀裂が入るんです。

たとえ、ジョイント処理として色んな作業をしても程度の差こそあれ、 間違いなく入っちゃいます。

・・・で、好みに近い仕上がりでこの欠点をより解決できる工法を模索した結果、 ボード下地の上に亀裂が入りにくいようジョイント処理を施し、 環境を考えて紙クロスを貼りその上に珪石と大理石粉が主成分のプラネットウォールをローラーで塗り仕上げました。

随分と手間と工程が掛かっただけに納得の仕上がりで良い感じです。期待通りに壁があまりひび割れなければいいのですが、 結果は薪ストーブを使ったり、エアコンを掛けたりしたときに出ます。

木材も湿気によって呼吸し伸縮する物なので木造の家は絶えず動いてるわけです。

職人さんが隅っこの部分を刷毛で塗ってから全体の大きな部分をローラーで仕上げます。

もちろん、 塗る部分以外が汚れては駄目なので養生はしっかりとします。

そのほか現場では現在ハードメイプルの無垢材でオリジナルキッチン製作中です。

天板の大きさが4メートル×97センチの巨大なもので、 自分の書いた製作図どおりに現場で組み立てているのを見ていると、感激するのと同時に喜びを感じました。

(イメージどおりになって行ってるわー。やっぱりこの家のキッチンはこれやー!!天板の白木色と収納部分の黒が良い感じなんて思ったりして・ ・・)おーっと、自己満足にならんようにねー。