香川の家2017年冬,春号が発売されました。多田木材も掲載させていただいております。
3世代が暮らす、香西の家①②まとめての掲載になります。
内装写真は後から増築という形で建てた息子夫婦の家が中心です。
ぜひ書店にて。
香川の家2017年冬,春号が発売されました。多田木材も掲載させていただいております。
3世代が暮らす、香西の家①②まとめての掲載になります。
内装写真は後から増築という形で建てた息子夫婦の家が中心です。
ぜひ書店にて。
この建物の外壁は耐震力を高めるため筋交いと面材の組み合わせです。
一般的に使われている面材の構造用合板では腐る心配もあるので内部結露(湿気)とか通気に強いダイライトで。
また、その上には内部結露がしないように通気層をもうけて、その上からモルタル塗りをします。
モルタル外壁は防火目的で戦前から普及してきた代表的な外壁仕上げ工法ですが、「通気工法」という考え方が無い時代の耐久性の問題を改善しています。
モルタルの下地が出来て十分乾燥、強度が出たら上から防水性能とモルタルのひび割れが出来ても耐えられる性能の仕上げ材(アイカ、ジョりパット)を塗ります。
一般的によそで見られるサイディングボード仕上げとは違ってマットでいい感じに仕上がります。(私的には)
工事の手間はサイディングと比べて相当かかる(予算も)のですが、ランニングコストは安く上がるし長期に地震耐力も期待できると考えています。
軽井沢の「石の教会」
写真撮影はNGだったので、一部だけ。
外は古墳のような感じで、正面の方から入れなかったので、次の写真の遊歩道のような通路を通って裏口から中へ。
内部、外部共に経年変化や風化に耐える石とコンクリートとガラスで出来た芸術作品でした。
「森の中をくぐって、たどり着いた穴倉は中に入るとアーチ状になっていて連続した隙間からは外の自然光が差し込み、君と僕を照らす・・・・」~イーイね!!
ここで、結婚式できる人は幸せになると断言できます。(希望)
見学の順番待ちに使われる待合所も凝ってました。
中の宿泊施設はこんな感じで、中庭は京都の石庭のようでした。
写真で見るのではなく実物を見て触って感じて良かった。今回の旅は収穫あり!!!でした。
芸術を求め、関東への旅に行ってきました。初日は前々から行きたかった千葉にある「ホキ美術館」
アプローチはこんな感じですが、
ぐるっと外周を回って裏に行くと物凄いことになっていて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
びっくりマーク20個くらいでした。(残念ながらこちらが裏なんです)
チューブ状になった筒が曲線を描いてはね出る距離は30メートル以上は有るかな?!
ただただ、設計した人、施工した人のエネルギーと情熱が伝わってきてノックアウト(衝撃とでも表現しときます)でした。
聞くところによると、個人収集家が建てた美術館。
役所が創ったのとはぜんぜんレベル(芸術)が違います。(えらそうに評価してみました)
もちろん中身も芸術でした。
震災の後でしたが大きな被害はなく、一部、塀の継ぎ手部分がずれてました。
被害もこの程度であとは外観上は何の異常も無かったです。すばらしい。
外部は無塗装のサイディング板を貼った上にアイカのジョリパットを吹き付け仕上げ。
よくある、いろいろな仕上げを模したサイディング板が一般的ですが、好みの色合いに仕上げられる上、メンテナンスも少なくてすむ理由からあえて、これにしました。
いろいろな仕上げを模したサイディング板ってレンガ調とか、塗り壁調とかあってきれいですが、本物でないってところがなんか不自然であったりします。
中はボード下地にパテ処理をして土佐和紙を貼るためプライマー処理をしました。これは、経年変化で下地のパテ処理跡が浮かび上がってこないような処理です。
仏壇は、造りつけとするために設計段階から、かなりの打ち合わせと検討が要されました。
コストと使い勝手(たとえば、扉を開けた状態では扉が邪魔にならないよう収納できたりとか、手持ちの仏具がちゃんと収納できるかとか、閉めた状態で居間のインテリアとうまく溶け込むようにとか・・・要望は沢山ありました)には苦労しました。
で、出来上がったのはこんな感じです。
収納式の扉金物は既製のものを使ったのですが、その他全てがゼロからで、扉自体もオリジナルの桧無垢なので出来上がるまでものすごく心配したのですが、うまく出来たと思います。
仏具を入れる地袋の扉は前の仏壇に使っていたものを少し加工して流用。表面に見える部分は全て新しいものですが、唯一、これだけ古いものを残しました。
トイレは寝室からも洗面所からもアクセスできる間取りです。
ほぼ、完成間近!次は完成写真をギャラリーで見てください。
桧の土台を敷いて。
次の日、練りに練って考えて用意そして加工した材料を一日で組み上げ。 何気なくスムースに組みあがっていく為には、事前の用意と計画が大事。
今回、特別に模型を作ってみました。
今から完成の姿を想像するとテンション上がりますが、特にこの家は納まりが大変なので、しっかりやらねば!
今から15年(うる覚えですが)くらい前。
初めて木造の建物の布基礎からべた基礎にした当時、以前の布基礎から比べると何倍ものボリュウムでコンクリートと鉄筋が使われるようになってきています。
この写真が現在の基礎のコンクリートを流し込む前の姿。この日、JIOの検査を受けて合格したので早速コンクリートを打設。
そして、いくらかの工程を経て完成した所。
もう、これ以上強くしても効果がないのではと思われるほどです。
たぶん、水害なんかで地盤の3分の1が無くなっても家は傾かないんじゃないかな?なんて思います。
でも、何だって想定外はあるので越したことはないですよね。
昔は当たり前のように部屋ごとに段差がありました。
これは、部屋のつくりが和室を基本としていたためで、中途半端な段差なら無いほうが良いし、歳をとってからの生活では特に大事ですよね。
というわけで、床は元あったものは全て取り払って新たにします。
今、見えてるのは合板ですが、仕上げには無垢の桧板を貼る予定です。リフォームとは言え自然素材をしっかり使ったものとします。
そして開放感を目指す上では間仕切りとなる壁が少なくなるので、バランスを計算した上で筋交いと面材の組み合わせで補強していきます。
もちろんただ入れるだけではなく、計算された今の建築基準法に必要な量以上に入れ、金物でしっかり留めます。もともと、2階建てだったので、平屋になることでなお一層しっかりしたものになるでしょう。
屋根には断熱材を隙間無く敷き詰め通気がしっかり取れる構造としました。屋根の仕上げはガルバリウム鋼板で仕上げるので頭の軽い家になるので一層、地震に強いでしょう。
外壁は仕上げにサイディングを貼る予定です。前回のブログで紹介した漏水による壁内の腐れなんかが無いよう、しっかり防水テープなどで、下地から対策していきます。
夫が60歳を迎え退職、また子供が独立した後、広く継ぎ足し継ぎ足しを重ね維持してきた家も50年以上経過しました。
リタイヤした後の人生30年の生活設計をどうするか?!
必要のない部分、使いにくい部分ばかりの現在の家を整理して、減築!!そして、小さくなった(残した)部分を全面リフォームします。
先ずは、解体工事から~
築50年を過ぎた家って解体に直面する風景って大概こんな感じです。こんな状態が目に見えない所で進行していたりします!!!(壁の中は雨漏りして腐敗してます)
今回は屋根の葺き替えもします。
増築に継ぐ増築で複雑になった屋根形状を単純なものにしたいので、屋根の骨組みも刷新します。
このほうが雨漏りしにくいって訳です。