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12.29.2007written by kazunori

凝った建物とはいえ、木造住宅の確認申請に一ヶ月半も掛かるなんて!

施主様に引渡しできるまでの日が読めないですねー。これでは、うかつに契約できないですよね。

こんなことやってる間にも銀行金利もかかちゃうし・・・・こまっちゃいますよ。

で、早速地盤調査をすると、相当悪い地盤と判明。急遽、地盤改良工事となりました。

これが柱状改良と呼ばれるやり方で、50センチ径のドリルで穴を掘りその土にセメントミルクを混ぜ合わせるやり方です。

08.23.2007written by masaaki

道後温泉本館に行ってきました。

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何気に古い建物を見ていたら、お馴染み過ぎて、何も感じるところは無いのかも知れませんが、細かい造作や、装飾を見るにつけ、120年前の先人の並々ならぬ、情熱と、美意識と今の道後の発展を見通した先見が感じられる・・・ですね。

120年も経った3階建ての木造建築がそれも温泉施設がここまでしっかり建ってるなんて驚異的ですよね。 (木造建築は湿気に弱いはずなんだけど)

しかも、いくたびかの地震を経験しても!ですよ。・・でも、近いうちには、 大規模改修が必要だそうですが。ま、改めて木造建築の良さを実感しました。

当時の木造建築と現在とではまるで建て方、 工法等が違うのでひと括りにはできないのですが。(その時代時代の流行、工法の進化、地震に対する考え方で進化するものがあったり、 職人さんの技量も退化するものがあったり。)深いです!

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手間と金をいくら使っても表したかった美意識!(千と千尋の神隠しのモデルになったらしい。何か、もののけが出てきそう・・・)

当時の建築費用が13万5千円だそうで、 当時の初任給が8円だったので、木造建築の公衆浴場としては途方もない金額。 (当時100円で家が建ったそうですから、建物の用途としてはエキセントリックですね。)

温泉を出て近所を散策していると、酒蔵がありそこの一角にあるお洒落な現代風の和風居酒屋に遭遇!中で、坊ちゃんビールを一杯!ここの町全体に文化を感じる場所が多いですね。

07.21.2007written by masaaki

木造耐震診断は一級建築士事務所の業務として活動しています。

 

■ 耐震診断(精密耐震診断)

地震大国ニッポンというフレーズももう聞き飽きましたが、阪神淡路大震災、中越地震などの現実を見ると、 近い将来発生するであろうと懸念されている東海地震、東南海地震、東京直下型地震などその地域の被害の甚大さを予測するに、 はたして今のまま放っておいていいものなのか、 何回も起こった地震の教訓をあまり生かせていない事に私たちは非常に大きな危機感を感じています。

「家」はあなたの財産であるとともに、かけがえのない家族の命を守る大切なものです。ですから、 あなたの家が地震に対してどの程度強度を持っているのか診断し、安全性を確認してください。

 

■ 耐震補強提案

耐震診断を行って問題があれば耐震補強を行う必要があります。
しかし、耐震補強の方法には様々な方法があります。更に、補強方法を選定する上で検討すべきことがあります。
例えば、新築間もない家と築30年の家とでは補強に関する考え方は違うはずです。また、 子どもがいて生活している場合と老夫婦だけで生活している場合でも当然違ってきます。
考え方だけではなく、予算も違うはずです。私たちは、家の築年数、家族構成、予算などを考慮して、その家に最も適した耐震補強を、 図面を付けてご提案します。

効果のほとんど無い耐震金具を高額で売りつけられたり、無料だからと言われ、耐震診断を受けたらその後執拗に耐震工事をすすめられ、 断わりきれなかったといったトラブルが増えています。
是非ともご注意ください。

 

■ 住宅改修工事チェック(耐震工事管理)

耐震工事を実施した場合、家全体に手を入れることになるケースが多くなります。耐震工事のみでは、 どうしても、使い勝手、美しさにおいて十分ではないので、意匠性、利便性をトータルで考えた設計、管理を提案します。

 

■ 住宅トータルリフォーム設計管理

耐震工事が指定どうりおこなわれているか、チェックします。また、 指定どうり補強できない箇所が出てくるのが現場においてよくあること、その調整等をして、現状の家に合わせた補強を行います。

 

各サービス価格(図面の有無、面積などで金額変わりますので、一度連絡ください)

07.13.2007written by masaaki

10年先のキッチンを中心としたリビングデザインを考える勉強会をしました。

場所は現在、最先端を走るトーヨーキッチンさんのショールームで、 トーヨーキッチンの所長さんのレクチャーを交えてキッチンデザインの勉強を、

また、我々の目指す、 自然素材を使ったデザインを再考すべく大いに議論しました。

自然素材とエコを大事にする我々にとって、あまり関係無いようなんですが、目指すデザインは、素朴であり、 あたたかな自然素材を使ったモダンですので、ステンレス、アルミといった無機質(安全)との組み合わせは不可欠なんです。

照明、 家具とのコーディネートも合わせて勉強になりました。

これからの、トレンドのキーワードはデコだそうです。

(デコってなに?意味わかります?)結果は10年後ですかねー?!

06.30.2007written by masaaki

宮脇町の家はようやく完成に!

プランニングに約2ヶ月、工事期間6ヶ月、(外構工事1ヵ月)。

長かった宮脇町の家「春風の通り道」、お施主様と意見が一致して、ノリノリでプランしたぶん、大変いい家が出来たと思います。

これも、I様の理解があった上での事とおもいます。有難うございました。

また大工の宮武さんを初め、この家を造るに当たって協力してくれた関連業者さん・職人さんの皆さんに改めて感謝したいと思います。

無垢素材にこだわり、オリジナルデザインにこだわり、健康にこだわった家作り。

内覧会は終わってしまいましたが、家の完成写真を見たい方は、 WORKSのページからご覧下さい。

06.13.2007written by masaaki

車庫と玄関廻りの塀をコンクリートの打ち放し!で工事中です。

型枠工事とよばれる工事で型枠大工さんがコンパネ枠を起こしてコンクリートを流し込む準備をします。

これだけの規模の工事でもやり直しがきかなくて神経を使う(いい加減のようで、緻密!)工事はなかなか他に無いんです。

コンクリートを打つ日の朝は大雨が降り、もう、今日は打てないと諦めてたら、急に晴れて、大急ぎで人手を段取りしてコンクリートを流しいれ、 終わってからまた、大雨!仕事は神経使うし、天気にも気を使うしで、イライラします。

でも、コンクリートが固まって、型枠をのけると、コンクリート打ち放しのすばらしい表情が表れ、感動です。

(いつも、 型枠をのけるこの瞬間までが、ドキドキなんです。)

05.30.2007written by masaaki

長い間かっかていた足場がようやくのいて、これから、外回りの工事にかかります。

足場がのいて、思った通りのプロポーションだったんで、ほっとしました。もう後、ひとふんばり!

05.23.2007written by masaaki

キッチン前のカウンターを現場で組み立て中。

天板はステンレスの6ミリ厚の無垢をショットブラストした特注!流しの天板も工場に特注!全てにこだわってます。

ウッドデッキ組み立て中。デッキの板もリブ加工して滑りにくいようにしました。

2階バルコニーの手摺を取付。これも、通気とデザインにこだわった無垢木材で製作。

05.13.2007written by masaaki

1階の多目的室のガラス屋根の工事がようやく完成。全て現場施工したのでかなりの時間がかかってしまいました。

それが済んでから、外壁のガルバリュウム鋼板の波板を横張り。これも、シルバーの特注品で現場に持ってこれる限界の長さであつらえました。

長いので一枚を張るのに3人がかり!

その後、平行して南面のモルタル塗りの壁に仕上の吹付け。

これは、耐久性を重視して実績のあるジョリパット(アイカ)をえらびました。 壁のひび割れに対して強い素材です。

もちろん、下地の壁は十分な乾燥期間をとりました。

壁の仕上げが終わったら、木製の手摺とか、格子を大工さんが組み立てて付けます。 先行して壁から持出して付けていた金物にステンレスボルトで固定します。

と、言うわけで、もうすぐ外壁が完成します。

完成したら、内覧会の予定をしてます。ので、見に来てください!

05.02.2007written by masaaki

現場では、全て、I様邸用に特別に設計した、無垢板で出来た家具を組み立て取り付け中です。

台所収納は天井まであり巾は1.5間の奥行き2尺の大容量の収納。中にはスライドの収納部材を取り付ける予定。扉は今、工場で製作中です。

玄関収納は、右の玄関、左の勝手口の両方から使えるように設計。これも、扉は今、工場で製作中です。台所収納も玄関収納もまだ、 可動棚は製作中。

この二つは洗面脱衣室の収納です。どの家具も自然塗料で仕上てます。

04.26.2007written by masaaki

屋根じまいが終わってから後、30ミリのレッドパインの無垢板を貼り、 その上に2階の壁のコンセント用配線とか下の階の天上直付け照明器具の配線を這わせてプラスターボードを間に挟んで15ミリの無垢板を仕上げとして貼りました。

無垢の板をふんだんに使った家では、電気配線の計画が難しいので、こんなことしてます。

ボードをはさんだ事により床厚が55ミリにもなり相当しっかり出来ました。

仕上の15ミリ無垢板

配線をはさんで上貼りします。

04.20.2007written by masaaki

桧無垢階段取付けました。

最近、ほとんどの現場では、階段は建材メーカーがプレカット(コンピュータ制御の機械で加工) したのを現場で組み付けるだけなんですが、ココは桧無垢の節付き!

(とは言うものの、巾方向で継いだ積層材) 廻り階段部分は巾が90センチにもなるので、乾燥による狂いのことを考えると、やっぱ!継ぎ合わせないと!

継ぎ合わせた大判を計算したとおりの角度、長さでカット。

廻り階段の段板  巾方向に継いでるのがわかるでしょうか。

機械の中にセットする紙やすりのデカイやつ!こんなのが中でまわってるんです。
(写真の人物はアルチザンの中島さん)

平らに仕上がったやつがベルトに乗って出てきます。この機械はすごい!!

きれいになったあと、自然塗料を塗って、大工さんが取り付け 蹴込み板も段板と同じに厚い材でしっかりと。

出来た後は、養生ボード(ホルマリン吸着性能のあるやつ)で傷が付かないよう覆って完成まで・・。

04.09.2007written by masaaki

I様邸の外壁は普通によくやるサイディング貼りではなくって、 ガルバリュウム鋼板の波板横貼りとモルタル塗りの上に漆喰系の塗り壁(予定)の二種類。

ガルバリュウム鋼板の波板横貼りは通気用のタテ胴縁を施工してから貼れば仕上材は軽いし施工が難しいのは別に、問題ないんだけれど、 モルタル塗りは昔の家(20年から30年前)の欠陥のひとつだっただけに気を使います。

サイディング貼りなんかだと、通気用のタテ胴縁を柱と間柱の上に打って施工するのが一般的なんですが(これは、 昔サイディングが出たての頃、通気用のタテ胴縁を付けないで施工したところ、内部結露が凄くって、内側の柱とか、合板が腐って大変なことに・ ・・・。その反省でサイディングメーカーの研究から付ける様に推奨され)

しかし、昔ながらのモルタル塗りに関して言えば通気層を作るという、 考え方がまるで無くって(この施工にはメーカーが存在しないので研究する・・と言うか、実践するのは各施工者のみの状態) 内部に土壁を付けていればその土壁がカビたり、断熱材が湿気て重くなってずり落ちたり・・・・

このやり方は5,6年前からやってますが、当時、モルタル塗りで通気層をつくるという施工例は無く、 手探りの中ででもやってみようということで、始めたんです。

(今は、専門書なんかでも見かけるようになって、 実践してる方もいる多いみたいです。実際、内部結露については、今まで施工した物件の壁を壊して確認できませんが、 古い工法で建てた家を解体したときに目にする光景とは、たぶん違うだろうと言われています。ついでに、部屋内から感じる夏場の蓄熱なんかは、 ずいぶん和らいでる感じがしますよ。)

ダイライト(構造用面材・・・専門的表現ですが、これは、合板と違って無機質で腐らなくって、湿気を通す性質がある上、 建物の構造強度を高める効果がある優れもの。

もちろん無機質なので自然素材でなくても危険が無い)の上から通気シート (湿気は内側から通しても外の水は通さない)を貼り、通気胴縁(腐りにくく、釘が抜けにくい桧材)を打ったところ

通気胴縁の上から通常通りの(昔ながらの)キズリ下地をしてアスファルトルーフィングを全面に貼り

全面にラス網を張る。これで、モルタルを塗る下地完成!

開口角はラス網を補強目的で斜めに増し貼り

(昔のように、目地を付ける納まりは流行らないし、 すっきりしないので割れ止め補強が重要なんです。ひび割れ防止については、まだ他に工夫があるんですが、またの時に。)

わかり難いけど通気層を上から見たところ。通気層が15ミリ

どうも、専門的な話ばかりだし、写真も写し方が悪くて、わかりにくかったかな?!

03.30.2007written by masaaki

うだつの町並み、初めて行ってきました。

アルチザンのメンバーの前川さんと現地調査の途中、徳島の脇町に立ち寄り一休み。

平日なんで、観光客がまばらにしか居なくって静かで、天気が良くって気持ちよかったー。

町屋の家並みとぽかぽか陽気に癒されちゃいました。

うだつとは「卯建」と書くそうで 、瓦ぶき、塗り込め壁の火よけ壁のこと。上の写真が、うだつです。

こんな袖壁で隣からの延焼に効果があるんですかねー?!

 

■文化財の吉田家住宅

■うだつの町並み

03.15.2007written by masaaki

自作照明作りました。

自由な時間が出来たので、在庫の桧の耳つき45ミリ厚無垢板を加工して照明器具を埋め込み、 ステンレスワイヤーで打ち合わせテーブルの上に吊り下げました。

思ったより、また、見かけ以上に大変手間がかかりました。その甲斐あってか、 点灯すると夜は特に感じいいですよ。

なんか、打ち合わせてても居酒屋に居るみたいですけど。

加工においては十河住建さんにお世話になりました。有難うございました。