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blog

08.23.2007written by masaaki

道後温泉本館に行ってきました。

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何気に古い建物を見ていたら、お馴染み過ぎて、何も感じるところは無いのかも知れませんが、細かい造作や、装飾を見るにつけ、120年前の先人の並々ならぬ、情熱と、美意識と今の道後の発展を見通した先見が感じられる・・・ですね。

120年も経った3階建ての木造建築がそれも温泉施設がここまでしっかり建ってるなんて驚異的ですよね。 (木造建築は湿気に弱いはずなんだけど)

しかも、いくたびかの地震を経験しても!ですよ。・・でも、近いうちには、 大規模改修が必要だそうですが。ま、改めて木造建築の良さを実感しました。

当時の木造建築と現在とではまるで建て方、 工法等が違うのでひと括りにはできないのですが。(その時代時代の流行、工法の進化、地震に対する考え方で進化するものがあったり、 職人さんの技量も退化するものがあったり。)深いです!

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手間と金をいくら使っても表したかった美意識!(千と千尋の神隠しのモデルになったらしい。何か、もののけが出てきそう・・・)

当時の建築費用が13万5千円だそうで、 当時の初任給が8円だったので、木造建築の公衆浴場としては途方もない金額。 (当時100円で家が建ったそうですから、建物の用途としてはエキセントリックですね。)

温泉を出て近所を散策していると、酒蔵がありそこの一角にあるお洒落な現代風の和風居酒屋に遭遇!中で、坊ちゃんビールを一杯!ここの町全体に文化を感じる場所が多いですね。