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06.01.2017written by kazunori

だんだんと形があらわになってきました。
勾配を変え、高さを極力抑えた下屋と上家の組み合わせが面白い家です。
敷地に沿って形状を決定し、敷地の隅々まで余すところなく使っていきます。
建物の中心には4方囲われた中庭を計画しており、外を気にせず庭の魅力を十分に堪能できるような場所にできればと考えてます。
写真は構造用面材のダイライトを外壁に張ったところです。

11.10.2011written by masaaki

この建物の外壁は耐震力を高めるため筋交いと面材の組み合わせです。

一般的に使われている面材の構造用合板では腐る心配もあるので内部結露(湿気)とか通気に強いダイライトで。

また、その上には内部結露がしないように通気層をもうけて、その上からモルタル塗りをします。

モルタル外壁は防火目的で戦前から普及してきた代表的な外壁仕上げ工法ですが、「通気工法」という考え方が無い時代の耐久性の問題を改善しています。

モルタルの下地が出来て十分乾燥、強度が出たら上から防水性能とモルタルのひび割れが出来ても耐えられる性能の仕上げ材(アイカ、ジョりパット)を塗ります。

一般的によそで見られるサイディングボード仕上げとは違ってマットでいい感じに仕上がります。(私的には)

工事の手間はサイディングと比べて相当かかる(予算も)のですが、ランニングコストは安く上がるし長期に地震耐力も期待できると考えています。

09.10.2011written by masaaki

外部は無塗装のサイディング板を貼った上にアイカのジョリパットを吹き付け仕上げ。
よくある、いろいろな仕上げを模したサイディング板が一般的ですが、好みの色合いに仕上げられる上、メンテナンスも少なくてすむ理由からあえて、これにしました。
いろいろな仕上げを模したサイディング板ってレンガ調とか、塗り壁調とかあってきれいですが、本物でないってところがなんか不自然であったりします。

中はボード下地にパテ処理をして土佐和紙を貼るためプライマー処理をしました。これは、経年変化で下地のパテ処理跡が浮かび上がってこないような処理です。

仏壇は、造りつけとするために設計段階から、かなりの打ち合わせと検討が要されました。
コストと使い勝手(たとえば、扉を開けた状態では扉が邪魔にならないよう収納できたりとか、手持ちの仏具がちゃんと収納できるかとか、閉めた状態で居間のインテリアとうまく溶け込むようにとか・・・要望は沢山ありました)には苦労しました。

で、出来上がったのはこんな感じです。
収納式の扉金物は既製のものを使ったのですが、その他全てがゼロからで、扉自体もオリジナルの桧無垢なので出来上がるまでものすごく心配したのですが、うまく出来たと思います。

仏具を入れる地袋の扉は前の仏壇に使っていたものを少し加工して流用。表面に見える部分は全て新しいものですが、唯一、これだけ古いものを残しました。

トイレは寝室からも洗面所からもアクセスできる間取りです。

ほぼ、完成間近!次は完成写真をギャラリーで見てください。

12.08.2008written by masaaki

完成まであと、もう少し。

(機械を入れたり調整に結構時間がかかちゃうので、実際の開院は3月です。)

外部は天気のつづく日をねらって壁の仕上げのジョリパットを吹きつけたところ。

外部の足場を早くのけて外構工事にとりかかりたいとこです。

内部は造作工事もほぼ終わり、壁もクロス貼り終え、器具付けの最中です。

10.20.2008written by masaaki

外観が徐々に出来上がってきました。

建物の大体の輪郭が見えてきて、設計したときの自分のイメージとの差が少ないことを確認。 ひとまずホッとしました。

この医院は医院長さんが女医さんなので女性らしい色合いで内装も外装もまとめていきます。

これから、 どんな風に変わっていくかたのしみです。

屋根が2m以上はね出してますが、これがこの建物で特に苦心(試行錯誤)したところです。

居住スペースの床にはナラ無垢材を、それも節のある材をうちで製材して、人工乾燥したうえに自然乾燥して、フローリング加工して、 自然塗料を塗り、蜜蝋ワックスを塗り・・・・で、大工さんも貼るのに手間をかけ、で、大変でした。

見えないところで手間をかける! こだわってます!これも、使っていくうちに違いが出てくるもの、と信じてやってます。

10.02.2008written by masaaki

外壁の下地はいつもの大建工業のダイライトを貼り、

その上にデュポンのタイベックシルバー(遮熱性能のある通気シート)を貼り 、

窓の漏水の危険があるところは二重に対策してます(軒先が出てるところは大きく出ていて心配ないのですが、軒先の出が無い所が心配なんです

05.13.2007written by masaaki

1階の多目的室のガラス屋根の工事がようやく完成。全て現場施工したのでかなりの時間がかかってしまいました。

それが済んでから、外壁のガルバリュウム鋼板の波板を横張り。これも、シルバーの特注品で現場に持ってこれる限界の長さであつらえました。

長いので一枚を張るのに3人がかり!

その後、平行して南面のモルタル塗りの壁に仕上の吹付け。

これは、耐久性を重視して実績のあるジョリパット(アイカ)をえらびました。 壁のひび割れに対して強い素材です。

もちろん、下地の壁は十分な乾燥期間をとりました。

壁の仕上げが終わったら、木製の手摺とか、格子を大工さんが組み立てて付けます。 先行して壁から持出して付けていた金物にステンレスボルトで固定します。

と、言うわけで、もうすぐ外壁が完成します。

完成したら、内覧会の予定をしてます。ので、見に来てください!

04.09.2007written by masaaki

I様邸の外壁は普通によくやるサイディング貼りではなくって、 ガルバリュウム鋼板の波板横貼りとモルタル塗りの上に漆喰系の塗り壁(予定)の二種類。

ガルバリュウム鋼板の波板横貼りは通気用のタテ胴縁を施工してから貼れば仕上材は軽いし施工が難しいのは別に、問題ないんだけれど、 モルタル塗りは昔の家(20年から30年前)の欠陥のひとつだっただけに気を使います。

サイディング貼りなんかだと、通気用のタテ胴縁を柱と間柱の上に打って施工するのが一般的なんですが(これは、 昔サイディングが出たての頃、通気用のタテ胴縁を付けないで施工したところ、内部結露が凄くって、内側の柱とか、合板が腐って大変なことに・ ・・・。その反省でサイディングメーカーの研究から付ける様に推奨され)

しかし、昔ながらのモルタル塗りに関して言えば通気層を作るという、 考え方がまるで無くって(この施工にはメーカーが存在しないので研究する・・と言うか、実践するのは各施工者のみの状態) 内部に土壁を付けていればその土壁がカビたり、断熱材が湿気て重くなってずり落ちたり・・・・

このやり方は5,6年前からやってますが、当時、モルタル塗りで通気層をつくるという施工例は無く、 手探りの中ででもやってみようということで、始めたんです。

(今は、専門書なんかでも見かけるようになって、 実践してる方もいる多いみたいです。実際、内部結露については、今まで施工した物件の壁を壊して確認できませんが、 古い工法で建てた家を解体したときに目にする光景とは、たぶん違うだろうと言われています。ついでに、部屋内から感じる夏場の蓄熱なんかは、 ずいぶん和らいでる感じがしますよ。)

ダイライト(構造用面材・・・専門的表現ですが、これは、合板と違って無機質で腐らなくって、湿気を通す性質がある上、 建物の構造強度を高める効果がある優れもの。

もちろん無機質なので自然素材でなくても危険が無い)の上から通気シート (湿気は内側から通しても外の水は通さない)を貼り、通気胴縁(腐りにくく、釘が抜けにくい桧材)を打ったところ

通気胴縁の上から通常通りの(昔ながらの)キズリ下地をしてアスファルトルーフィングを全面に貼り

全面にラス網を張る。これで、モルタルを塗る下地完成!

開口角はラス網を補強目的で斜めに増し貼り

(昔のように、目地を付ける納まりは流行らないし、 すっきりしないので割れ止め補強が重要なんです。ひび割れ防止については、まだ他に工夫があるんですが、またの時に。)

わかり難いけど通気層を上から見たところ。通気層が15ミリ

どうも、専門的な話ばかりだし、写真も写し方が悪くて、わかりにくかったかな?!