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07.24.2008written by masaaki

INAXミュージアムへ行ってきました。

聞きなれない名前の版築(はんちく)で外壁を覆った非常に凝った建物(骨組みはRC造ですが) で素朴な表情を見せる反面、現代的表現のもと モダンな雰囲気が漂っててました。

版築を作る際にできた型枠の跡と一気に積み上げられないことによる土の層の連続模様がいい感じで安らぎを与えてくれます。

中は和室に使われる網代(あじろ)をイメージした連続するRのパターンが外の土のイメージと対照的でした。

この版築って今でも田舎の民家の古い塀でたまに見ることができます。知られたところでは法隆寺の築地塀です。

もともとは木材が高騰して簡単に手に入らなかった時代のやり方だったようですが、 なかなか木材に見劣りしない自然の表情と息遣いが見えますね。

さて、その建物の中で、土(泥)を使った遊びで光る泥団子を作ってみました。

簡単な道具を使って根気よく玉を真円にして着色して磨いて完成。

出来上がるまで1時間以上。ひたすら根気の結果がこの玉です。

赤く光ってるでしょ。 出来上がった玉は愛着がわいてきたんで自分の打ち合わせ室に置いて眺めてたのしんでます。

この写真の様にでかいのは世界最大級だそうです。(直径60センチ以上あるように見えましたが)

中の展示物で特に気に入ったのはこの古代のタイルの再現展示。

当時はタイルを貼っていくって感じじゃなくって積みあげっていったんですね。

まあ最近まで、 タイルの裏にモルタルをなすりつけて積み上げてましたけどね(これって湿式工法っていいます)。

それにしても積み上げたその断面を見るとタイルって感じじゃないですしー。でも、仕上がった感じは非常にいい感じ。

これって小学生が手伝ってタイルを作ることろから積み上げることまでやったそうです。 感心!!芸術ですよね!