日本では欠かせない道具のひとつ、米びつ。
日本人のソウルフードである米を入れる容器として昔から形を変えてキッチンにあるかと思います。
今回、自宅のキッチン(TOYO KITCHEN)用の米びつを制作しました。
杉板の柾目、板目を使い分けて、箱にしています。キッチンの引き出しの中にすぽっと綺麗に納まります。
既製品だと形が決まっていてなかなかピッタリのサイズなんていかないもんです。
『米』サインも適当に考えて、焼印風にスプレーで塗装しています。
コンクリート打放し仕上で一般的なのは塗装したコンパネの枠にコンクリートを流し込んで固めた後、コンパネを外したのもの。
うちでもほとんどがこれでやってまして、仕上がりがつるっとして綺麗なのに表情が有って良いのですが、
今回、久々に杉板を使ったコンクリート打放しやってみました。
随分昔にやったきりだし、職人さんも若いので経験無いしで、かなり面倒でしたが、勇気をもってチャレンジです!
しかも杉板をのけた後に、でこぼこ?!ができるように細工をして。(手間がメッチャかかっちゃいました!!)
一枚一枚板厚を確認して実際の壁を仕上げるように組み上げ
コンクリートを中に流し込んでも変形、壊れないようにしっかり組み上げ
均一にコンクリートを流し込むのもすごく気を遣い(一発勝負だし失敗したらやり直しになるので失敗できません)
二週間くらいそのままおいてから杉板をのけたらこんな感じ。
節や杢目がくっきりきれいにコンクリートの表面に残っています。杉板で作ったコンクリート!って感じですかね?
同じものが他に無い、唯一無二です。