敷地は住宅密集地にあり、通りを行き交う人が多いため、外とはできるだけ繋がりが少なくなるように。建物をL型に角地を囲って塞ぎ、道から隔離することで、室内が庭も含めてよりプライベートな空間になるように計画しています。
建物正面の外壁にはレッドシダーの縦格子を全面に配置。
それら奥まで続く格子と左官壁の隙間から玄関へとアプローチさせることで、隠れ家のような特別感を演出しています。
まわりの敷地は塀で囲われ、建物は無機質な表情を街に向けるのが当たり前の街の風景。
それでもライトアップされたレッドシダーの縦格子の柔らかい表情が街にも少し和らぎを与えてくれれば思います。