母屋に隣接する子世帯住居。敷地は古い日本家屋が多く残る街道沿いにあります。

新しい住まいは母屋との関係、町並みとの調和を考え、お互いが丁度いい距離感に過ごせるような配置としています。

これからお隣となる母屋とはお互いがリビングから眺める庭を共有しながらも、中の生活の様子が筒抜けることのないように。

また、2階部分のボリュームをできるだけ道から離し、道に切迫することで町に圧迫感をあたえることがないように工夫しています。

お互いの近からず遠からずの距離感を一番に。求められる各部屋の大きさの最大限を敷地の中で収めながら、他との距離感をきちんと保つことでお互いの暮らしが心地よくなるように計画しています。