敷地は大通りに面しており、車通りも人通りも多く、たくさんの人の目に触れる機会が多いのが特徴です。

道路に接近して建てる計画としたため、建物は街に対して圧迫感を少しでも軽減するために、様々な色味の格子をランダムに配置することで、特徴的なリズム感のある楽しい表情にしています。その格子の一部を引き戸にしているため、スライドさせて建物内へとアプローチします。

1階では本好きな家族がより本に近い生活ができるように、LDKに隣接してライブラリースペースを設けています。LDKとの間にある可動本棚をスライドして間仕切れば、集中して作業できる空間になり、開放すればリビングと一体に使用できます。

2階のフリースペースはライブラリースペースと吹抜けで繋げ、天井の梁は黒に塗装してそのままみせ、在来軸組の架構を活かした空間としています。