今、未完成だった玄関廻りのファザードを施工中です。
勾配に立ち上がる木材の格子を建物に対して斜めに架けることによって建物に奥行きと変化を付けます。
私が、ひらめきで考えたことを、 難度が高くても根気よく付き合ってくれる職人さんとお施主様がいることを、つくづく有難い事と思っています。
内部は、ほぼ完成していて、皆さんに見ていただける状態になりつつありますので、声をかけていただければ案内できます。
今、未完成だった玄関廻りのファザードを施工中です。
勾配に立ち上がる木材の格子を建物に対して斜めに架けることによって建物に奥行きと変化を付けます。
私が、ひらめきで考えたことを、 難度が高くても根気よく付き合ってくれる職人さんとお施主様がいることを、つくづく有難い事と思っています。
内部は、ほぼ完成していて、皆さんに見ていただける状態になりつつありますので、声をかけていただければ案内できます。
リビングに薪ストーブが座りました。
ノルウェーのJOTUL(ヨツール)のF500です。なかなかの存在感と雰囲気です。
オーロラの炎も楽しめて料理も楽しめる欲張りな薪ストーブ。
ここで特に強調したいのは薪ストーブって環境にやさしいということ!
内部の壁と天井は自然塗料で有名なプラネットの塗り壁で仕上げました。
大理石と珪藻土が混ざったものです。
壁際の養生が大変な上、イメージに合わせた鏝仕上げが一発勝負なので大変気を使うんです。
仕上がりはクロスに無いラフなイメージが心地よいです!職人さんの息づかいが仕上に見て取れます。
外部の正面のファザードは耐候性とひび割れの事を考えてアイカ工業のジョリパットを鏝で塗り付け櫛目模様を後付けする校倉仕上げとしました。
仕上がるまでのたくさんの工程はサイディングボードを貼ったのとは違い、家に表情が生まれ、まさに命がふきこまれるような感じです。工業製品に無い味があります。
壁一面を仕上げるだけで熟練の左官さん4人がそれぞれの分担をこなしていきます。
さりげないファザードにはポーチとそれを取り巻く木の格子が付く予定です。
リビングには大開口木製サッシ。とうとう家作りも終盤にさしかかってきました。
鶴市の家、デザインの一つのキモとなるリビングの木製オリジナルサッシの建具を工場製作してたのが出来上がり、吊り込み調整しました。
現場で一枚一枚たてこみを調整して、現場と工場の製作誤差を調整するわけです。
とにかく建具が普通の2倍の大きさがあるのとめっちゃ重い (ペアガラスが入ると一枚100キロにもなるんです)のとで職人さんは物凄く大変です。
安全性と気密性に相当知恵をしぼりました。
開放感を出すために3枚引き込みと1枚引き込みの建具が交わるところが枠が無いようにしていますから、 当然きっちり隙間無くお互いの建具が合わさらなければ気密状態が確保できないので調整も大変!
とにかく、図面で綿密に打ち合わせ、 検討を繰り返した結果を現場に反映しなければ!というわけでがんばった甲斐がありました、予想どうりの納まりと仕上がりでした。
・・・ まだ完成じゃないですが。
全体の完成にはもう少しかかりますが、この木製サッシは ぜひ皆さんに見ていただきたいです。
鶴市の家大工工事進行中です。
リビングに貼る床材はナラの節が有る無垢材(よく見かけるナラの無垢フロアーは節が無いですよね)を作りました。
もちろん、 既製のものを仕入れれば簡単なんですが、ここは節のある無垢素材にこだわりましたよ。塗装はしないで蜜蝋ワックスのみでいきます。
キッチン収納はオリジナルデザインで大工さんに現場で組み立ててもらいます。今回は床材と同じナラの無垢材で作りました。
固い素材なので物凄く組立が大変なんです。
その代わり完成したものは普通、 町の家具屋さんで売ってる叩けばポコポコするのとは違ってずっしりしたものができます。
普通ありえない代物ですよ。わたしには、 こだわりがあるんで無理ばかり言って大工さんごめんなさい。とにかく、ご苦労様です。
ウッドデッキを臨む大開口木製サッシもオリジナルデザインで雨仕舞と気密性を考慮した納まりです。 今は中に入る建具は工場で製作中なのでブルーシートで中が濡れないように塞いでます。
暖かくなったら窓を全開にしてデッキの上で遊ぶ子供たちを眺め、そこに風が心地よく舞い込んで来る・・・ そんな風景が目に浮かびます。
ちょっと、更新をサボっている間に工事はどんどん進んでます。
まずは屋根じまいとして部屋内の天井仕上げとなる杉の無垢板30ミリを全面にはります。
その上に断熱材を敷き並べ気密性のテープを張ります。
その天井の上に十分な通気層を確保して断熱性能のあるガルバリウム鋼板の屋根材を葺きます。
外部には耐火性のある構造用面材と呼ばれる火山性ガラス質材料(ダイライト)を全面に貼り、その上から通気シートを貼ります。
ダイライトはツーバイフォーと呼ばれる工法なんかに使われる構造用合板を貼ったのより通気性がよく(湿気が抜ける利点があり) シロアリも来ない材料で無機質なんで、健康に害がない、また、火災保険が安くなる・・・・色々あるんだけど、お勧めなので、 予算が許す限り使っていってます。
建物外観は一見シンプルモダンなんですが、中身は考え抜いた手間のかかった造りなんです。(自分なりにはそう考えてます)
住む人が快適に暮らすために出せるアイデアは考えててもたのしいんだけど、ある意味プレッシャーですね。(もちろん、 新しい事に対してはすごく慎重ですよ)
あと、柱と、梁、土台を固定する金物を付け、その使用箇所を計算書と照らし合わせチェック。
今回の検査機関の中間検査は無事合格!手直し事項も書類不備も指摘が無くうまくいきました。
上棟するといつも、改めてその建物の大きさというかスケール感を実感します。
やっぱり、図面で捉える大きさより大きく感じるものです。
これが、基礎工事の時には逆に小さく感じるので、そのギャップもあるんでしょうね。
骨組みになる木材が無事に事故も無くうまく建ちました。
建物の中に立って、ここに薪ストーブが座って、この方向に庭が見えて、 ここがウッドデッキを取り囲む木製サッシのあるオープンエアリビングになるんだなーなんて想像すると楽しくなります。
写真中央に立っている柱が高知産杉無垢の7寸角(210ミリ角)の大黒柱!!物凄い存在感があります。
地盤改良が終わったら、べた基礎と呼ばれる建物の建つ場所全部をコンクリートの床板で持たす工法の基礎。最近は、多くがこれですね。
一部メーカーのはこれじゃないのも見受けられますが。
コンクリートを流し込んでるところ
基礎の立上りのコンクリート厚は、15センチ。
コンクリートを入れてから硬くなる様子を見ながらタイミングよくボルトを配置確認しながら植込み設置(ちょっと原始的)します。
私のところの基礎仕様は、一般的には基礎の外に見える部分をモルタルで仕上げるのがほとんどなんですが、コンクリート打ち放し仕上げとしています (土台を乗せる基礎のうえも左官さんが金鏝で仕上げています)。
当然仕事は難しくなる(高い精度が必要です。 今回は見た目には判らないくらい良い精度が出てました)んですが、モルタルが浮いてシロアリの蟻道になったりしないし、 はがれたりしないし、何より見た目コンクリートの打ち放しの表情が好きですね。
もちろん見た目維持の為にも撥水処理はします。
基礎が出来上がって、コンクリートの養生期間(強度が出るまで)をおいて基礎パッキン(ロングタイプの物で、 換気が均一意になりより土台の荷重によるメリコミが少ない優れもの)をひいて上から桧土台をボルト留めします。
あ、それから、この家はシロアリ防止の薬剤を一切使わないで行きます。
いろいろな条件がそろえばシロアリ被害は薬剤を使う使わないとはあまり関係が無いんじゃないかと思ったりもします。
とりあえず健康に暮らすことの方が大事ですよね。使ったから健康じゃ無くなるなんて事も無いんでしょうが。
凝った建物とはいえ、木造住宅の確認申請に一ヶ月半も掛かるなんて!
施主様に引渡しできるまでの日が読めないですねー。これでは、うかつに契約できないですよね。
こんなことやってる間にも銀行金利もかかちゃうし・・・・こまっちゃいますよ。
で、早速地盤調査をすると、相当悪い地盤と判明。急遽、地盤改良工事となりました。
これが柱状改良と呼ばれるやり方で、50センチ径のドリルで穴を掘りその土にセメントミルクを混ぜ合わせるやり方です。