香川の家冬春号の取材をしていただきました。
3世代をつなぐ家ということで『香西の家①』『香西の家②』のふたつをまとめて掲載していただきます。
昔から建つ家を解体し、松や蔵の基礎石など残せるものをできるだけ利用しながら、次世代につなぐ家に仕上がっています。
是非完成したら香川の家ごらんください。
香川の家冬春号の取材をしていただきました。
3世代をつなぐ家ということで『香西の家①』『香西の家②』のふたつをまとめて掲載していただきます。
昔から建つ家を解体し、松や蔵の基礎石など残せるものをできるだけ利用しながら、次世代につなぐ家に仕上がっています。
是非完成したら香川の家ごらんください。
玄関ドアを木で製作でいきます。材料はチーク材。
チーク材は船舶や高級列車にも使われ、目の詰まった強靭な強さと美しさをもち、日本では手に入れることもかなり難しい木材です。
また、乾燥後の伸縮率も低く、病害虫にも強く玄関建具にはもってこい。むしろ十分すぎるほど良い材料。
使用すればするほど色味も馴染み自然な良い風合いをだしてくれます。
◼︎パネルソーを使い木工所で縁をカット
◼︎自然塗料のクリアにて塗装
大量生産する既成のドアには出せない、存在感のある仕上りに!鍵、ハンドルをつけて取付け準備完了です。
写真でもかなりいい感じですが、実物はもっと雰囲気がいいです!
使う人が愛着を感じてくれればうれしいです。
香西の家の進捗状況です。
先月中頃に建方完了し、徐々に形になってきています。
建て方に予定していた日が奇跡的に晴れており決行しましたが、、その喜びも束の間、連日の雨で現場は大変です。
とにかく雨仕舞いに追われ、バタバタバタバタと。木を極力濡らさないように雨仕舞に奮闘です。
なんだかかなり忙しくブログ更新ができていませんが、他の物件も着々と進行中ですー
■建て方の様子
着々と工事進んで行っています。
写真は基礎立上の型枠を組み、コンクリートの打設を行ったところ。
レッカー車にてコンクリートを打込む位置までバケットをもっていき、打設していきます。ただ隣接道路が狭く、敷地も余裕がないため、コンクリートを打ち込むためのレッカー車が奥まで入っていけず、かなり大変でした。
こう基礎の姿が見えてくると全体の部屋のスケールが想像しやすくなります。
施主様からも言われましたが、図面で思うよりも狭いなとか広いなとか、大きさの具体的にイメージできてきます。さらに壁、天井ができてくると、狭くて大丈夫かなと思っていた部屋も、満足する広さへと変貌していきます。これら感覚的な広さは、実際の高さ・奥行・幅に加え、五感でとらえる光・影・形状・色・柄・素材など各要素のバランスが大事になのだと思います。
同じ床面積の部屋でもこれらの要素を上手に工夫することによって、広い狭いなどの演出が施せるってわけです。
‥もう直ぐ!棟上げです!
ずっと雨予報が続いていましたが、無事天候にも恵まれ、香西の家②の地鎮祭とりおこなわれました。
『地鎮祭』とはその土地の神様に工事の無事や安全、家の繁栄を祈る儀式のことです。
僕も今回の工事の安全を祈ります。いい家にしなければと改めて身が引き締まります!
その別日には遣り方を行いました。
『遣り方』とは工事着手前に建物の正確な位置を出す作業のことです。杭とバラ板を使い枠を作り、水糸でレーザーやトランシットを使い正確な位置を出します。
ただこの日は地鎮祭の時とは違い、天候に恵まれませんでした。。
途中で雨が途中で降ってきて、雨の中杭を打ち、レーザーには傘をさし、自分たちはずぶ濡れになりながら作業でした。
最近DIYばっかり更新していますが、肝心の仕事の方も数件進捗しているので、その報告を、、笑
香西の家①(軒の家)のすぐ横に息子夫婦の住居とみかん蔵を建替えます。
蔵は土壁の真壁造でケヤキの巨大な丸太梁がありました。
聞く話によると歴史が150年もあるとか。
ただ、何度も建替え増築を繰り返し、いびつな形の鉄骨構造に1Fに耐力壁のない頭でっかちの建物はあまりに危険。
10年前には水害もあり、土台もかなり傷んでいました。
その他デメリットが大きすぎるので、リノベーションは断念です。
◆before
◆解体工事中
蔵の土台に使われていた庵治石が使えそうなので、いったん倉庫へ持ってきました。(実際購入しようとするとかなりいい値段もしますし)
新築のアプローチに使えれば、かなりいい雰囲気がでるのではと画策中です。
コンクリート打放し仕上で一般的なのは塗装したコンパネの枠にコンクリートを流し込んで固めた後、コンパネを外したのもの。
うちでもほとんどがこれでやってまして、仕上がりがつるっとして綺麗なのに表情が有って良いのですが、
今回、久々に杉板を使ったコンクリート打放しやってみました。
随分昔にやったきりだし、職人さんも若いので経験無いしで、かなり面倒でしたが、勇気をもってチャレンジです!
しかも杉板をのけた後に、でこぼこ?!ができるように細工をして。(手間がメッチャかかっちゃいました!!)
一枚一枚板厚を確認して実際の壁を仕上げるように組み上げ
コンクリートを中に流し込んでも変形、壊れないようにしっかり組み上げ
均一にコンクリートを流し込むのもすごく気を遣い(一発勝負だし失敗したらやり直しになるので失敗できません)
二週間くらいそのままおいてから杉板をのけたらこんな感じ。
節や杢目がくっきりきれいにコンクリートの表面に残っています。杉板で作ったコンクリート!って感じですかね?
同じものが他に無い、唯一無二です。